(2)荒金(あらがね)16.8cm角
次に「荒金」という澄打紙に一枚一枚移し替えます。それを約200枚重ね、、同じように「ふるや」を上下に当てて、荒金用の大きさの袋革と乳革で止めて前と同じ要領で紙一杯に打ち延ばします。
(3)小重(こじゅう)18.3cm角
打ち延ばされた荒金を四分の一に切ります。約6cmになった荒金を18.3cm角の大きさの澄打紙に入れて打ち延ばします。これを「小重」と呼びます。
(4)大重(おおじゅう)21.6cm角
その次に21.6cm角の澄打紙に入れて打ち延ばしたものは、「大重」と呼ばれます。この段階で約百分の三ミリであった延金は約千分の三ミリにまで打ち延ばされています。
(5)仕上り上澄 20.1cm角
大重に打ち延ばされていたものを化粧鋏で整形し、澄打紙の「上り」に移し入れ、艶を消すために再度打ちます。この段階を終了したものを「打上り澄」といいます。
仕上り上澄を30枚重ね、これに20.1cm角の型をあてて折り曲げ、裁包丁で折り目から切ります。こうしてできたものが「仕上り上澄」といいます。仕上り上澄は通常三つ折りにして澄箱に入れられ、澄屋に届けられます。
※「澄」とか「上澄」というのはすべて、この「仕上り上澄」のことを指しています。
※1〜3までの工程は「澄屋」と呼ばれるところが専門に行なっています。澄屋で作られた仕上り上澄を、いわゆる金箔に打ち立てる工程は、「箔屋」で行なわれます。このように、金箔の製造は一つの場所で一貫して行なわれるわけではありません。 |